ごま油の栄養成分がもたらす驚くべき6つの効能

 

ごま油の特徴や利点とは

ごま油は、ごまを原料として作られている植物油。中華料理をはじめとする、様々な料理の香りや旨味を引き立ててくれる万能な油として、一般家庭でもよく使われています。

 

そして、ごま油は栄養が豊富であることでも知られています。その栄養の優れた効能は、テレビでも取り上げられるほど話題になっていますので、ご存知の方も多いのではないかと思います。
では、ごま油が持つ、様々な健康効果についてご紹介するにあたり、まずは、ごま油とはどんなものか、詳しく触れていきたいと思います。

 

食事で摂っておくべき必須脂肪酸

ごま油に含まれる脂肪酸は、必須脂肪酸のオメガ6にあたります。
この必須脂肪酸は、生命維持のために必要不可欠なもの。
それでいて、体内で合成することができないため、食事から摂取して補ってあげる必要があります。

 

ただし、ごま油が高カロリーであることや、他の脂肪酸の摂取量とのバランスを考えた場合、摂り過ぎには注意しなければなりません。
一般的には、1日に約2.5g(小さじ半〜1杯)程度を目安に摂るのが良いとされています。

 

強力な抗酸化物質が肝機能を助ける

肝臓は、わたしたちが飲食したものから、有害なものを分解して排出するなど、常に体を浄化する働きをしてくれていますよね。
しかし、肝臓も働き過ぎになると、活性酸素の大量発生によって酸化が進んでしまいます。

 

この酸化が原因で、肝機能に障害を与えるだけでなく、最悪の場合には肝硬変などの病気を発症することもあります。

 

ここで一役買ってくれるのが、ごま油に含まれる強力な抗酸化物質(ゴマリグナン)。
肝臓を保護しながら、健康維持をサポートしてくれるのです。

 

ごま油の種類は、製法の違いで様々に

ごま油の製造法は、原料のごまを熱で焙煎して、圧搾する(絞り出す)というのが一般的です。ものによっては焙煎せずに圧搾するものや、焙煎温度が低音、高温の場合など、色々な製法があります。この製法によって、色や香味に違いが出るというわけです。高温焙煎であればある程、色が濃くなるので、見た目でも違いがわかります。

 

透明なタイプ

製品名では「太白胡麻油」が代表的です。色は水に近いぐらい透明。製造法は低音焙煎、または焙煎せずに生のまま圧搾というのが主です。

 

香りやクセがなく、風味はそのままという特長から、お菓子作りにも向いています。感触がサラサラしているので、ヘアオイルやボディオイルとして、美容目的でも使われることがあります。
品質的には、このタイプが最も純度が高く、上質であると言われています。

 

薄い琥珀色

色はみりんのような、淡い琥珀色のものです。
程よい温度で焙煎されており、香りは中くらい。炒め物や揚げ物、ドレッシングなど、幅広く使われています。
一般の家庭料理で使われるのは、このタイプが多いのではないでしょうか。

 

濃い茶褐色

ごま油の中でも一番濃い色のタイプです。
高温で焙煎されているので、香りやコクが強いのが特徴。
ラーメン、スープ、餃子のタレ、といった中華料理など、香り付けに多く利用されています。


健康維持に役立つ、ごま油の栄養成分

冒頭でも触れましたが、ごま油には、健康維持のために必要な栄養成分が、豊富に含まれています。
その成分の特長と主な働きについて詳しくご紹介していきます。

 

活性酸素に対抗するゴマリグナン

ごま油に微量に含まれる成分、ゴマリグナンは、強い抗酸化作用を持っています。
ゴマリグナンの中には、セサミン、セサモリン、セサミノールが含まれます。
中でもセサミンは、強力な抗酸化物質を持っており、健康維持や美容のためにサプリで補う人もいるほどです。

 

この抗酸化物質は、肝臓が発生させる活性酸素の増加を抑え、肝臓を酸化ストレスから守ります。
また、血中の悪玉コレステロールを下げる働きもあります。
これらの働きが、肝機能をサポートし、健康維持のために役立ってくれるというわけです。

 

そして、ごま油そのものが、他の油に比べて酸化しにくい理由も、ゴマリグナンの影響によるものなのです。

 

適度な摂取で体に良いリノール酸

ごま油の主成分となっているのがリノール酸で、オメガ6として分類される必須脂肪酸です。
必須脂肪酸といえば、食事からしか補えない脂肪酸。
このリノール酸は、細胞の成長や生理活性を促す他、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす作用があると言われています。

 

しかしながら、過剰な摂取は、善玉コレステロールまでも減らしてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
最近、「他の脂肪酸よりもオメガ3を積極的に摂ろう」と話題になっているのは、こういう理由からなのです。
かといって全く摂らないというのも問題。
1日の摂取量の目安を守って、バランス良く摂ることが大事です。

 

悪玉コレステロールを減らすオレイン酸

ごま油では、リノール酸の次に多く含まれる成分のオレイン酸。こちらも食事でしか補えないオメガ9として分類される必須脂肪酸です。

 

オリーブオイルやべにばな油などにも含まれます。
善玉コレステロールを減らすことなく、悪玉コレステロールを減らしてくれる働きがあります。

 

ごま油の栄養がもたらす6つの健康効果

ここまで、ごま油の特長や、体に良い栄養成分について詳しくご紹介しました。
最後に、ごま油の栄養成分が、具体的にどんな健康効果をもたらしてくれるのかをご紹介します。

 

ゴマリグナンで二日酔い対策

ごま油に含まれる、ゴマリグナンには、強力な抗酸化作用があり、肝臓を保護してくれる役割があるとお伝えしました。

 

これ以外の役割として、二日酔いをやわらげる働きもあるとわかっているのです。

 

体内に入ったアルコールは、肝臓が分解を行いますが、この時に出るのがアセトアルデヒドという物質です。
この物質が二日酔いの症状のもとになっているのですが、ゴマリグナンにはアセトアルデヒドを分解する働きがあるので、二日酔いの対策になるというわけなのです。

 

お酒を飲む前に、ごま油を使った料理を食べておくのも良いと言われていますが、ごま油は消化吸収に時間がかかるため、日頃から食事で摂る習慣がある方が、尚良いということです。

 

生活習慣病の予防対策

ごま油の主成分である、リノール酸、オレイン酸には、血中コレステロールや悪玉コレステロールを下げる働きがあると、成分の説明でもお伝えしました。
また、ゴマリグナンの抗酸化作用により、肝機能が助けられます。
これらの働きにより、動脈硬化や心臓病といった生活習慣病の予防が期待できます。

 

ビタミンEと一緒に摂って血行促進も

ゴマリグナンに含まれるセサミンは、ビタミンEと相性が良く、相互間で成分の働きを高めることがわかっています。
セサミンの抗酸化作用の働きがより効果的になるだけでなく、ビタミンEの分解も抑えられ、正常な血流を維持します。

 

血行が良くなれば、冷え性や肩こりの改善、免疫力の向上など、健康面に様々な良い影響が期待できます。

 

ホルモンバランスを整える

ゴマリグナンは、植物性エストロゲンの一種でもあります。
これは、女性ホルモンのエストロゲンと同種の性質を持っており、ホルモンバランスを整える働きがあると言われています。
ホルモンのバランスが整うことで期待できる効果は、更年期障害や、生理不順、肌トラブルの改善などです。

 

ゴマリグナンで老化防止対策

肝臓から発生する活性酸素が増加し過ぎると、酸化が進んで肝機能が低下していきますが、それと同時に老化も進みます。
ゴマリグナンが持つ抗酸化物質は、活性酸素の働きを抑制して酸化を防いでくれるので、老化防止対策にも良いとされています。

 

腸の働きを活発にして便秘対策

ごま油には、腸の働きを活発にする働きもあります。
腸には、栄養を吸収している間は排泄しないという性質があるため、排便を促したい場合は、適度に腸の吸収の働きを休ませる必要があるのです。
ごま油には、腸壁を油で覆う働きがあるので、一時的に吸収を休ませることができます。
このような理由から、ごま油は便秘対策にも役立ちます。

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