オメガ3の過剰摂取のリスク

 

オメガ3の奨励摂取量

 

人の体内では作り出すことのできない不飽和脂肪酸のひとつであるオメガ3。
オメガ3はEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、αリノレイン酸があり、青魚や乳製品、えごま、亜麻仁油、シソ油、くるみ、チアシードなどに多く含まれています。

 

日本の厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準では、1日に1グラム以上のオメガ3の摂取を推奨しています。

 

1日に1グラム以上といってもなかなかピンときませんが、これはたとえば、焼いたサンマ1匹、シメザバの半身のさらに半分、焼いた銀ザケ1切れを週にそれぞれ1度食べるだけでも、1日にEPA、DHA合計1グラム以上を摂取できる計算になるとされています。

 

また、スプーン大さじ1杯のチアシードには約1.78グラムのオメガ3脂肪酸(αリノレイン酸)が含まれています。

 

このことから、オメガ3の1日の必要摂取量を摂るのは、少しの心がけがあれば、それほど難しくはなさそうですね。

 

オメガ3の過剰摂取のリスク

 

オメガ3は食品から摂取するのがベストです。
ですが、さまざまな理由により食品から摂取できずにサプリメントに頼る場合もあります。
サプリメントを服用する場合、注意したいのがオメガ3の過剰摂取によるリスクです。

 

前立腺がんのリスク

オメガ3の過剰摂取は、前立腺がんのリスクを高めます。
前立腺がんは世界的にも患者数が多く、男性のがんの約10%を占めます。
前立腺がんは、日本人には比較的少ないガンとされていましたが、食生活の欧米化や高齢化などに伴い、近年日本でも増えているがんです。

 

アメリカでのがんの研究によると、オメガ3の血中の濃度が高い男性は、前立腺がんの危険性が高くなるという結果が出ています。
オメガ3のサプリメントを毎日取り続けると、オメガ3の過剰摂取に繋がるリスクがあります。

 

研究では、実際の魚からオメガ3を摂取する場合に比べ、サプリメントによるオメガ3の摂取は、相対的に前立腺がんのリスクを高めると結論づけています。

 

肥満や下痢

オメガ3脂肪酸は油です。
従って、過剰摂取すると肥満の原因になり、下痢を起こすこともあります。

 

また、オメガ3には血液をサラサラにし、血流を良くする働きがあります。
血液凝固剤の薬を服用している場合は、怪我などをすると出血が止まらなくなったり、鼻血の原因にもなるので、サプリメントの服用を考えている方は、必ず医師に相談しましょう。

 

血液凝固剤の薬に限らず、服用中の薬がある場合は医師に確認することを忘れずに!
尚、オメガ3の過剰摂取のリスクはサプリメントの場合で、食品から摂取する場合はまず心配はありません。

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