オメガ3系脂肪酸『DHA・EPA』で血液サラサラに!

 

オメガ3系脂肪酸が血液をサラサラにし、脳梗塞や心筋梗塞などを予防する効果がある事は、今では世界的に広く知られています。

 

オメガ3系脂肪酸の重要性が注目されたきっかけは、北極海にあるデンマーク領土のグリーンランドに住むイヌイットの生活習慣でした。
1970年代に行われた調査によると、イヌイットの食生活は野菜や果物が殆どなく、アザラシなどの肉ばかりでかなり偏っていたにも関わらず、心臓疾患や血管系疾患がほとんどなかったのです。
デンマーク本土では、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患が34.7%だったのに対し、なんとイヌイットは5.3%という驚異的な数字でした。

 

そこで、注目されたのが彼らの摂取している脂質。
イヌイットが食べていたアザラシや魚介類などには、オメガ3系脂肪酸が豊富に含まれており、その後の数々の研究・調査により、オメガ3系脂肪酸には血液をサラサラにし、脳梗塞や心筋梗塞などの血管病を防ぐ効果があると認識されるようになったのです。

 

 

オメガ3系脂肪酸とは

オメガ3系脂肪酸は多価不飽和脂肪酸の1つで、魚油に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)とアマ二油やエゴマ油などの植物油に含まれているALA(α-リノレン酸)の総称です。

 

まず、脂肪酸は牛肉、豚肉、鶏肉など動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸と植物、魚、海生哺乳類などに多く含まれる不飽和脂肪酸に分類されます。
そして不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類され、更に多価不飽和脂肪酸はオメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸に分類されます。

 

オメガ3系脂肪酸はDHA、EPA、ALAの3種類があり、DHAとEPAは人間の体内で作り出す事が不可能で食品からのみ摂取可能なので、必須脂肪酸と呼ばれています。

 

なぜ、DHA・EPAが血液をサラサラにするのか?

血液ドロドロ

肉類、飽和脂肪酸、糖分などの過剰摂取や運動不足などにより、血液中の中性脂肪やコレステロールが増加し、血管や赤血球などの柔軟性が損なわれ、血流が流れにくくなっている状態が「血液ドロドロ」状態です。

 

血流が悪くなってくると、心臓は全身に血液を行き渡らせる為に強い力で押し出そうとし、高血圧を招く結果になります。
血液ドロドロの状態が長期化すると、必要な栄養や酵素が全身に行き渡らず、生活習慣病と呼ばれる高血圧、脂質異常症など様々な病気を引き起こす原因になるのです。

 

血液サラサラ

逆に血液が血管をスムーズに流れている状態を「血液サラサラ」 と言い、それにはDHA・EPAの働きが深く関わっています。

 

柔軟な血管をつくるDHA

血管や赤血球を柔らかくする働き

DHAは固まりにくい性質を持った物質で、体内に取り込まれると細胞壁や赤血球をしなやかに柔らかくする働きがあり、血流が良くなります。
血管や赤血球に柔軟性があると、細い毛細血管を通る際もスムーズに通り抜ける事が出来るのです。

 

中性脂肪や悪玉コレステロールを抑える働き

血液ドロドロの原因となる中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、血液と血管をしなやかに保ちます。

 

血栓の原因を防ぐEPA

血小板が血管内で固まるのを防ぐ働き
血液ドロドロをサラサラに改善して、血管の中に血栓が出来るのを防ぐ(血小板凝集抑制)働きがあります。

 

血液中の赤血球を柔らかくする働き

EPAを摂取すると赤血球を硬くする原因であるアラキドン酸が排除されEPAに置き換えられるので、赤血球が柔らかくなり血流が改善されます。

 

中性脂肪や悪玉コレステロールを抑える働き

中性脂肪と悪玉コレステロールを減らし、血中の脂質バランスを改善します。

 

血液サラサラ効果が、より高いのはEPA

前述の通り、DHA・EPAのどちらも血液をサラサラにする働きがありますが、DHAは血管や赤血球を柔軟にする働きにより血流を良くするのに対し、EPAは高い血小板凝集抑制効果により血栓を防止する事で血流を良くします。

 

その働きの違いから、血栓を防いで血管や血液を健康な状態にし、血液サラサラを維持する働きはEPAの方がより優れているとされています。

 

DHA・EPAが含まれている食材

厚生労働省が作成した「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」によると、オメガ3系脂肪酸の食事摂取基準は、成人男性は1日に2.0〜2.4gで成人女性は1.6〜2.0gです。

 

DHA・EPAは魚の油に多く含まれる成分で、普段、食べやすい魚の中では油ののったマグロ、さんま、さば、さけ、いわし、かつお、ぶりなどがあります。
但し、熱に弱い性質で溶けやすく、調理する事で含有成分の約20%が流れてしまう事が分かっています。生のお刺身を食べる事により、より効果的にDHA・EPAを摂取する事が出来ますが、調理する場合は魚から出る煮汁や油を一緒に食べられる煮込み、ホイル焼き、蒸し焼きなどが良いでしょう。
又、焼き魚の場合はフライパンで焼く事で油が流れ落ちてしまうのを防げます。

 

DHA・EPAが摂取出来る魚類以外の食品としては、アマ二油、エゴマ油、シソ油、くるみ、栗、大豆の様な豆類があります。
特に油はそのまま飲んだり、スムージーやジュースなどに混ぜて飲む事も出来るので、手軽な摂取方法と言えるでしょう。

 

DHA・EPAの他に血液をサラサラにする食材をご紹介!

玉葱、ニンニク、にら、ねぎ

アリシンという成分がコレステロール増加を防ぎ、血栓を予防し血液をサラサラにする作用があります。

 

納豆

納豆キナーゼという酵素が血栓を溶かし、血液をサラサラにする作用があります。

 

オリーブオイル

不飽和脂肪酸の中でも酸化しにくいオレイン酸が、悪玉コレステロールのみを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあり、血液をサラサラにする作用があります。

 

黒酢

中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、 8種類の必須アミノ酸が血栓を予防します。

 

赤ワイン、ブルーベリー、黒ぶどう

ポリフェノールの強力な抗酸化作用が血液をサラサラにし、動脈硬化を予防します。

 

海藻

ぬめり成分のアルギン酸はコレステロールを体外に排出する作用があり、血液ドロドロの原因である余分なコレステロールを取り除きます。

 

しいたけ、まいたけ、しめじ、えのき

キノコに含まれるβ-グルカンという成分がコレステロール、血圧、血糖値を下げる作用があります。

 

DHA・EPAを多く含む食品を積極的に食べる様にして、万病の元である血液・血管ケアで血液サラサラを目指しましょう。

関連ページ

オメガ3がドライアイを改善するって知ってた?
オメガ3はドライアイに優れた効果があります。オメガ3は角膜の表面を滑らかに保つ働きがあり、涙の量が増え、ドライアイの症状を緩和します。
加齢黄班変性症の予防と改善にオメガ3!
アメリカ眼科学会により紹介された、加齢黄班変性症を防ぐ方法として、オメガ3脂肪酸が多く含まれている食品を摂り、コレステロールや飽和脂肪酸の少ない食事を心がけるようにという内容があげられています。
失明する前に知っておきたい!【オメガ3の緑内障予防効果】
緑内障を予防するためには、オメガ3を摂取する事が有効です。今回は、どうしてオメガ3が緑内障予防にも効果を発揮するのかについてお伝えします。
オメガ3は悪玉コレステロールを減らすって知ってた?
LDLコレステロールは別名悪玉コレステロールと呼ばれ、動脈硬化の引き金になると言われています。 この悪玉コレステロールを減らすのがオメガ3です。
オメガ3は炎症を抑制し免疫機能を正常化する【抗炎症作用】
オメガ3は最も強い抗炎症力を備えている物質のひとつです。炎症を抑制するためには、オメガ3の摂取は必要不可欠と言えるでしょう。
警告!オメガ3の過剰摂取のリスクを知らないでは済まされない!
オメガ3を毎日取り続けると、オメガ3の過剰摂取に繋がるリスクがあります。研究では、オメガ3の摂取は、相対的に前立腺がんのリスクを高めると結論づけています。
オメガ3は血管をつるつるにして動脈硬化を防ぐ!
オメガ3を摂取するとなぜ血管がつるつるになるのか?動脈硬化を防げるのかについて説明します。
オメガ3とオメガ9の違いをまだ知らないの?
オメガ3とオメガ9の違いについてわかりやすくまとめてみました。
オメガ6とオメガ3の関連性※オメガ6の過剰摂取は危険!
オメガ6は人間にとって必要不可欠な必須脂肪酸なので、全く摂取しなくていいわけではありません。最も大切なことは、オメガ6とオメガ3の摂取バランスなのです。
オメガ3が記憶力、集中力、IQを高める!その秘密はDHAにあり!
オメガ3の何が記憶力、集中力、IQを高めてくれるのでしょうか?その秘密は、オメガ3に含まれるDHAにあるのです。
オメガ3の1日の適正摂取量を正確に把握しておこう!
近年ではオメガ3不足が大きな問題になってきています。摂りづらい油なのです。オメガ3の1日の適正摂取量を正確に知り生活に役立てましょう。
オメガ3が眼精疲労を回復することが大規模調査で判明!
大規模調査では、オメガ3を多く含む魚を好んで食べる人たちは、目の潤い値が高いという結果が出ました。つまり、眼精疲労になりにくい傾向があるというのです。
オメガ3系『えごま油』が認知症を予防する?脳細胞がさびるのを防ぐ!
脳の神経細胞は、人間が生きているだけでも一日に数万という数が死滅しています。そんな中、認知症の予防効果が絶大と今注目されているのがえごま油です。
食べると10年長生きできる!オメガ3系『えごま油』の驚くべき効能
えごま油にはどのような効能・効果があるのでしょうか?また、質の高い油として有名な亜麻仁油との味・成分の違いについても比較してみました。
脂肪肝の予防と改善に効果的なオメガ3!その理由とは?
脂肪肝は、肝炎や肝硬変になる手前の状態といえます。脂肪肝の予防や改善には、必須脂肪酸のオメガ3が有効です。
すぐわかる!オメガ3とオメガ6の違いや効果・比率・摂取量
オメガ3とオメガ6の違いや効果・注意点について解説します!健康的な食生活を過ごすためにも是非チェックしていただければ幸いです。
糖尿病の予防、改善にオメガ3は、もう常識?!
糖尿病を予防・改善するためにオメガ3がどのような役割を持っているのかをご紹介します。
注目!オメガ3の心筋梗塞・脳梗塞予防改善効果
最近注目を浴びているオメガ3脂肪酸の心筋梗塞、脳梗塞予防改善効果について解説します。
認知症予防にオメガ3は、もう常識?おすすめ食品をご紹介!
オメガ3には、認知症を予防する効果があるとされます。なぜ、オメガ3が認知症に役立つのかその仕組みを解説します。
オメガ3で高血圧を改善!豊富に含む食材や予防に適した食事レシピ
オメガ3は高血圧にも効果的とされています。高血圧に効果的なオメガ3脂肪酸を使った食事レシピやおすすめの摂取方法についてご紹介させていただきます。
※注目!中性脂肪を下げるにはオメガ3がおすすめのワケ
オメガ3が中性脂肪を減らす仕組みや、オメガ6、オメガ9との違い、オメガ3が多く含まれている食材について解説します。
オメガ3系『亜麻仁油』の健康効果が凄い!調理上の注意点&レシピも
オメガ3脂肪酸であるアマニ油の健康効果や調理上の注意点、アマニ油を使用したレシピをご紹介します。
オメガ3が脳細胞に良いワケ〜ボケたくない!頭良くなりたい!
オメガ3脂肪酸の健康効果、美容効果などオメガ3脂肪酸に関する最新情報をお届けします。
オメガ3の美肌効果にセレブも卒倒!良い事だらけのオメガ3とは?
オメガ3脂肪酸は美肌の維持など、美容面においても心強い味方となってくれます。オメガ3がもたらす美肌効果の仕組みについてご紹介します。
オメガ3脂肪酸『EPA』が動脈硬化の予防・改善に役立つ理由とは?
EPAは中性脂肪やコレステロールの増加を抑制して、血液をサラサラにする、血管を丈夫にする性質などを持っていることから、動脈硬化の予防・改善にも役立つ栄養素として知られています。
オメガ3脂肪酸がうつ病の予防・改善に効果的って本当?
うつ病を未然に防ぐには食生活の改善が重要なキーポイントとなります。うつ病に効果的な食材・成分の中でも抜群に効果が高いのがオメガ3脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸でニキビ肌を改善!具体的な効果や使い方・注意点は?
オメガ3脂肪酸は、ニキビ肌の予防・改善にも効果があることからTVや雑誌等の様々なメディアにて注目を浴びています。具体的な使い方・注意点について解説します。
内臓脂肪は血管を老けさせる!EPA・DHAで早急な対策を!
内臓脂肪が増えて、おなかポッコリだね、と笑っているうちにも、血管と体の老化が進んでいくのです。早急にEPA・DHAで対策を取る必要があります。
オメガ3で内臓脂肪を減らして楽々ダイエット!
オメガ3を摂ることで、内臓脂肪を減らすことができるということをご存知ですか。摂るだけで内臓脂肪が減少するオメガ3なら、壮年期のダイエットにも最適です。
オメガ3が血液をサラサラにする?!【血管事故を予防しよう】
EPA/DHAや亜麻仁油やエゴマ油などのオメガ3を積極的に摂り血液をサラサラにして心筋梗塞や脳梗塞などの血管事故を予防するようにしましょう。
オメガ3脂肪酸チアシードの効果や食べ方・副作用の危険性【重要】
海外セレブに話題のチアシードの効能・効果を始め、具体的な使い方や副作用などの注意点について解説させていただきます。
オメガ3が花粉症に効く?!花粉症対策の食べ物でイチオシ!
オメガ3と花粉症の意外な関係性についてご存知でしたか?オメガ3を効率よく摂取していけば、花粉症の症状そのものが緩和されるというのです。
オメガ3脂肪酸くるみの効果!ダイエット・血圧・コレステロール
オメガ3脂肪酸くるみには、ダイエット、血圧、コレステロール、脳、腎臓など様々な効果が期待できます。摂取量、食べ方についても言及します。
まさか?オメガ3でアトピーが完治する?!真相を徹底究明!
オメガ3が、アトピー性皮膚炎の改善・治療にも効果があると期待されています。
同じオメガ3系魚油のDHAとEPAの違いを知っていますか?
同じオメガ3脂肪酸の魚油DHAとEPAの違いを知っていますか?ここではDHAとEPAの違いを明確にいたします。
オメガ3でウエストが細くなるってマジ?徹底追求します!
オメガ3には様々な効果があるのですが、ウエストが細くなると言うのは本当なのでしょうか?
オメガ3脂肪酸のダイエット効果!口コミ、摂取量、オススメ食材
オメガ3脂肪酸は健康への効果だけではなく、なんとダイエットにも効果も期待できると言うのです。

このページの先頭へ戻る