オメガ3は悪玉コレステロールを減らす!

 

健康に気を配る現代人のキーワードの一つが「コレステロール」です。
コレステロールは生命活動に欠かすことができない脂質の一種で、LDL・HDL・VLDLの3つの成分に分かれます。
このうちの「LDLコレステロール」が別名を「悪玉コレステロール」と呼ばれ、動脈硬化の引き金になると言われています。

 

この悪玉コレステロールを効果的に減らすのが、話題の脂肪酸、オメガ3です。

 

悪玉コレステロールを減らすのは油?

LDLが悪玉コレステロールと呼ばれる大きな理由は、その本来の働きにあります。
LDLは本来肝臓で作られたコレステロールを全身の器官に運ぶ重要な役割を持っていて、この数値が低すぎると全身に栄養がいきわたらなくなりガンや心筋梗塞などにかかりやすくなります。

 

なくてはならない必要な物なのですが、LDLの欠点は運搬したコレステロールが余っても、そのまま血液内に放置してしまうという点です。

 

LDLコレステロールが多すぎると、コレステロールが足りている状態でもどんどん追加を運ぼうとし、血液がドロドロになってしまう原因を作ります。
使い切れないコレステロールは血管壁に付着し、結果として動脈硬化を起こしてしまう、という流れです。

 

 

この厄介なLDLコレステロールを減らし、総コレステロールのバランスを正常化する働きで最近注目を集めているのが「オメガ3」と呼ばれる脂質なのです。
え?油を減らすのにまた油?という感じもしますが、オメガ3がコレステロールを減らすのにはきちんとした理由があるのです。

 

オメガ3が悪玉コレステロールを減らす

オメガ3は人間が体内で作ることができない必須脂肪酸である多価不飽和脂肪酸の一つです。

 

このオメガ3、分子構造を見ると、折れ曲がったギザギザの形をしています。

 

対するLDLコレステロールですが、こちらはまっすぐでデロンと伸びたような形の分子構造をしています。
この間延びした形のコレステロールが血液中にあまり始めると、血管の表面にべったりと貼りついてしまいます。

 

へばりついたコレステロールは、血管の表面に油膜を貼ったようなもので、細かいフィルターのような血管壁は目詰まりを起こしてしまい、充分な栄養素を細胞内に摂り込めなくなってしまいます。
そうなると血液中にはさらに余ったコレステロールや中性脂肪が浮遊することになり、どんどん悪循環を加速していきます。

 

ところがここにオメガ3が流れてくると、分子の折れ曲がったギザギザでコレステロールを引っ掛けて、引きはがす動きをするのです。

 

 

オメガ3はコレステロールを引きはがした後にそのまま残り、コレステロールがいた場所に置き換わるように居残ることがわかっています。

 

オメガ3が血液中に充分に存在すれば、このコレステロールとオメガ3の置換が頻繁に起こり、引きはがされたコレステロールはやはりオメガ3の特徴である血液の凝固を防ぐ効果によってスムーズに回収されていくことになります。

 

オメガ3は折れ曲がった構造のため、血管壁に貼りついてもたくさんの隙間が残ります。
酸素や栄養素を細胞に取り込むには充分な余裕ができるため、細胞がエネルギーを使って血液から補充する「代謝」が妨げられることはなくなります。

 

こうしてオメガ3がコレステロールと順調に入れ替わって行けば、血流が改善されて動脈硬化の危険は回避されるというわけです。

 

まとめ

血管壁にべったりと貼りついたコレステロール。
これを洗い流して回収することは簡単ではありません。
その作用を持つ数少ない成分が、同じように血液で運ばれる脂質、オメガ3です。
特に脂っこい食べ物や糖分を摂りすぎている人には、積極的に摂取してほしいオメガ3。
同じ油を食べるなら、ぜひ体にとって有益なものを選んでください。

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