注目!オメガ3の心筋梗塞・脳梗塞予防改善効果

 

オメガ3とは

 

心筋梗塞や脳梗塞の予防や改善に効果があると話題を呼んでいるオメガ3ですが、実はその正体は「脂肪酸」です。

 

脂肪酸を大きく分類すると、動物性脂肪に含まれる「飽和脂肪酸」と、植物油や魚油に含まれる「不飽和脂肪酸」に分けられます。
さらに不飽和脂肪酸は、その構造から「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分けられ、オメガ3はオメガ6と共に多価不飽和脂肪酸に属します。

 

オメガ3の注目理由
オメガ3が注目を浴びている理由は、他の脂肪酸とは違う性質にあります。

飽和脂肪酸やオメガ6は過剰摂取をすることで動脈硬化を促進するのに対し、オメガ3は摂取することで血管をきれいにし、動脈硬化を予防する効果があることが認められているのです。

 

オメガ3オイルの種類と特徴

 

オメガ3に分類される脂肪酸は、エゴマ油やアマニ油などの食物油に含まれる「α-リノレン酸」、魚油に含まれる「EPA」や「DHA」があります。

 

多価不飽和脂肪酸に属するオメガ3とオメガ6は、体内で合成できないことから必須脂肪酸とも呼ばれていますが、オメガ6はベニバナ油、コーン油、大豆油などに含まれ、牛肉や豚肉、バター、牛乳などに含まれる飽和脂肪酸同様に現代の食事ではむしろ摂り過ぎの傾向がみられます。

 

しかし、オメガ3は一般的な食事では不足しがちなため、積極的な摂取が勧められています。

 

オメガ3脂肪酸が多い食品

オメガ3脂肪酸は、サバ、アジ、イワシ、サンマ、マグロなどの新鮮な青魚や、くるみやアーモンドなどのナッツ類、大豆や黒豆などの豆類、そしてアマニ油、エゴマ油、シソ油などに多く含まれます。

 

ただし、魚油やα-リノレン酸が入っているエゴマ油やアマニ油は、熱に弱く酸化しやすい性質を持っており、酸化した油は逆に動脈硬化の原因になるため、使い方には注意が必要です。

 

オメガ3の心筋梗塞・脳梗塞予防改善効果

 

近年の食習慣や生活環境の変化に伴い、日本における心筋梗塞や脳梗塞の発病率が増加の傾向にあります。

 

平成11年の厚生労働省による急性心筋梗塞の患者数は、男性約6万人、女性2万2千人。
男性においては30歳代から年齢とともに増加し、60歳代にピークを迎え、女性では70歳代にピークが認められています。
男性の患者数が女性よりも多くなる要因の一つには、生活習慣やライフスタイルの違いが考えられます。

 

心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす原因「動脈硬化」

梗塞とは、血管内部が詰まることにより血液供給がストップする状態のことをいい、心筋梗塞・脳梗塞ともに、血液の詰まりによって発症します。

 

この血液を詰まらせる大きな原因となるのが「動脈硬化」です。
動脈硬化とは、本来太くて柔軟な動脈が硬くなることで、血管の内部がもろくなり、脂肪の固まり(プラーク)ができたり、血管の中が狭くなったりします。

 

動脈硬化は老化現象の一つであり、年齢とともに誰にでも起こります。
しかし、厚生労働省の調査からもわかるように、男性においては30歳代から急性心筋梗塞を発症しており、生活習慣が大きく関わっていると考えられます。

 

動脈硬化を引き起こす原因とは

 

動脈硬化は、老化を始め「高血圧」、「高血糖」、「喫煙」、「ストレス」、「肥満」、「運動不足」や脂質の過剰摂取による「脂質異常症」などによって引き起こされます。

 

動脈硬化が引き起こす心筋梗塞や脳梗塞は、突然起こり命を奪うこともある危険な病気です。
例え一命を取り留めても、麻痺などの後遺症が残り、不自由な生活が強いられてしまいます。

若いうちから生活習慣や食生活を見直し、心筋梗塞や脳梗塞を予防することが大切です。

 

動脈硬化を予防するオメガ3

 

今、心筋梗塞や脳梗塞などの血管病を防ぐ効果に関心が集まっているのが、オメガ3系脂肪酸です。

 

なかでも、魚の油に含まれるEPAは、魚介類、アザラシ、オットセイなどから脂質を多く摂取するグリーンランドのイヌイット系の住人に心疾患が非常に少ないという調査結果から注目を浴び、EPAが血栓ができるのを予防したり、炎症を抑えたり、さらにはプラークの安定化を促進するなどの効果があると、世界中の医者たちの研究によって明らかにされました。

 

オメガ3が血管をツルツルにするしくみ

血管壁は、血液をろ過して血液中の酸素や栄養を取り込みながら細胞を健康に保っています。
そこへ悪玉コレステロールがべったりくっつくと、ろ紙のような血管壁が目詰まりを起こしたような状態となり、酸素や栄養を取り込むのを妨げてしまいます。

 

ところが、オメガ3は分子構造がギザギザに折れ曲がっているため、血管壁にくっついても隙間ができ酸素や栄養の取り込みをさほど邪魔しません。

 

また、ベトベトした悪玉コレステロールは、一度血管壁にくっつくとなかなか取れず油の層ができてしまいます。
この油の層が、血管が伸縮する筋肉の動きを妨げ動脈硬化を引き起こします。

 

ところが、オメガ3は隙間があるため血管壁からはがれやすく、さらには血管壁にこびりついた油も削り取ってくれるのです。

 

オメガ3の1日の適正摂取量

 

厚生労働省は1日1,000ミリグラム以上のオメガ3の摂取を推奨しています。

 

これはマグロ赤身の刺身40切れ以上、イワシの焼き魚1匹に相当します。
魚よりも肉を好む現代人の食生活では、オメガ3の摂取は不足の傾向にあります。
サプリメントなどを活用して積極的に摂取していきたいですね。

 

注意したいオメガ3オイルの副作用

EPAやDHAには血小板凝集を抑える作用があるため、過剰に摂取することで出血時に血が止まりにくくなる恐れがあります。
お腹が張ったり胸がムカムカするなどの副作用がある場合は要注意です。

 

また、オメガ3がいくら体によいとされても、脂肪には変わりありません。
過剰摂取はカロリーオーバーとなり、脂肪の蓄積に繋がります。
一度に多く摂取するのではなく、毎日少しずつ摂り続けることが大切です。

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