糖尿病の予防、改善にオメガ3は、もう常識?!

 

毎日の食生活や年齢とともに加速する老化によって引き起こされる生活習慣病。
その中でも特に深刻な合併症で知られるのが糖尿病です。
糖尿病を予防・改善するためにオメガ3がどのような役割を持っているのかをご紹介します。

 

 

オメガ3は現代の救世主?話題のオメガ3の効果・効能

 

青魚などに豊富に含まれる脂肪酸、オメガ3。
代表的な物ではEPA/DAHが良く知られており、サプリメントでも人気が高まっています。
どんな効果が期待できるのかをまとめると、主に以下の3つが挙げられます。

 

生活習慣病の予防

最も期待されるのが、血中コレステロールを調整する効果でしょう。
悪玉と呼ばれるLDLコレステロール値を下げ、善玉のHDLコレステロールを増やすと言われています。
高コレステロールや中性脂肪の蓄積によって引き起こされる生活習慣病の予防に大きな期待がかかります。

 

血流の改善

オメガ3には、血小板の凝固を抑えて血液をサラサラにする効果が認められています。

 

心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす血栓を防ぐため、コレステロールの調整効果と合わせて健康な身体を手に入れるための重要な成分と位置付けることができます。

 

脳や神経を活性化させる

軽〜中度アルツハイマー患者に対して、症状の改善が確認されたという研究結果があります。

 

特にDHAは脳や神経細胞を活性化させる効果に優れています。


なぜ今オメガ3が注目されるのか?

 

かつての日本人は、動物よりも魚を中心の食生活を送っていました。
肉や砂糖、白米、小麦などを大量に食べるようになったのは、ここ100年ほどの間です。

 

飽食の時代になるにつれ、糖尿病や脂質異常症など「生活習慣病」という新しい病が急増しました。
高齢者に多かった脳卒中などの突然死が若年化したのも、食生活と深く関わりがあります。

 

対して元々肉食文化で肥満大国だった欧米では、魚油に含まれるオメガ3の研究が盛んにおこなわれてきました。
実際にアメリカでのサプリメントの販売数の第一位はEPA/DHAが占めています。

 

食の変化に伴って病気も欧米化してきた現代人にとって、オメガ3が注目されるのは自然な流れなのです。

 

オメガ3は人間の体内では合成することができない必須脂肪酸です。
魚中心の食生活には中々戻れない私たちにとって、
サプリメントで補うのが最も効率が良い栄養素なのです。

 

糖尿病とオメガ3

オメガ3の効能で際立っているのはなんといっても血中脂質の改善でしょう。
悪玉コレステロールや中性脂肪によってドロドロになった血液を正常な状態に戻すには欠かすことができない成分だからです。
同時に健康を害する血糖値の改善に関しても、オメガ3の研究は盛んにおこなわれています。

 

 

糖尿病の発症率は、地域によって顕著な差があることで知られています。

 

いわゆる魚食中心の地域では、糖尿病の発症率が極端に低いのです。
そもそもオメガ3の研究が盛んになった理由は、カナダ北部に住むイヌイットに心臓疾患が少ないことでした。

 

糖尿病にスポットを当ててみると、ヨーロッパの地中海沿岸地域での発症率が低く、やはり魚メインの食生活が何らかの影響を与えていると考えられます。
日本での糖尿病発症率が一番低い県は高知県。
日常的に魚を食べる食生活が深く根付いている地域なのです。

 

フィンランドの有名な研究があります。
2,212人の男性を対象に行われた研究で、血中のオメガ3濃度によってグループ分けを行い、約20年にわたって病気の発症を調査したのです。

 

その結果、オメガ3の血中濃度が最も高いグループは、最も低いグループに比べてなんと33%も糖尿病を発症するリスクが低かったという結果が出ました。
現時点でその理由がすべて解明されているわけではありませんが、少なくとも糖尿病の抑制に対してオメガ3が何らかの形で効果があることが実証されたのです。

 

元々オメガ3には、血中糖度を下げるインスリンの分泌を促す効果があります。
血流の改善、インスリン分泌の活性化という糖尿病予防の2大効果を、オメガ3は持っているのです。

 

糖尿病の合併症治療に効果が高いオメガ3

糖尿病の恐ろしさは、糖尿病そのものよりも合併症にあると言っても過言ではないでしょう。
特に末梢神経の働きが低下して起こる手足の壊疽や毛細血管の劣化によっておこる失明などは、生活に大きな支障をもたらす合併症です。

 

これらの神経や血管の異常に対して強い改善効果をもたらすのがオメガ3です。

 

アメリカの研究機関で糖尿病のマウスを使った研究の成果が発表されています。

 

オメガ3を豊富に含むエサを与えたマウスでは、麻痺して感覚がなくなった手足の神経が復元し、正常に近い状態まで戻ったことが確認されました。
同時に目の神経も再生されて視力が回復していたのです。

 

毛細血管のつまりが改善されたことに加え、オメガ3が持つ優れた神経細胞の活性化が糖尿病の合併症を治癒に導いたと言えるでしょう。

 

糖尿病の予防や血糖値の改善を考えるなら、オメガ3はぜひ採りいれてほしい栄養素なのです。

 

まとめ

肥満や動脈硬化の予防効果に注目が集まるオメガ3ですが、まだまだ多くの優れた効果を持っています。
糖尿病に対するアプローチの分野でも、様々な研究が日夜続けられています。
総合的に生活習慣病を予防するなら、オメガ3を積極的に取りいれることを強くお勧めします。

関連ページ

オメガ3がドライアイを改善するって知ってた?
オメガ3はドライアイに優れた効果があります。オメガ3は角膜の表面を滑らかに保つ働きがあり、涙の量が増え、ドライアイの症状を緩和します。
加齢黄班変性症の予防と改善にオメガ3!
アメリカ眼科学会により紹介された、加齢黄班変性症を防ぐ方法として、オメガ3脂肪酸が多く含まれている食品を摂り、コレステロールや飽和脂肪酸の少ない食事を心がけるようにという内容があげられています。
失明する前に知っておきたい!【オメガ3の緑内障予防効果】
緑内障を予防するためには、オメガ3を摂取する事が有効です。今回は、どうしてオメガ3が緑内障予防にも効果を発揮するのかについてお伝えします。
オメガ3は悪玉コレステロールを減らすって知ってた?
LDLコレステロールは別名悪玉コレステロールと呼ばれ、動脈硬化の引き金になると言われています。 この悪玉コレステロールを減らすのがオメガ3です。
オメガ3は炎症を抑制し免疫機能を正常化する【抗炎症作用】
オメガ3は最も強い抗炎症力を備えている物質のひとつです。炎症を抑制するためには、オメガ3の摂取は必要不可欠と言えるでしょう。
警告!オメガ3の過剰摂取のリスクを知らないでは済まされない!
オメガ3を毎日取り続けると、オメガ3の過剰摂取に繋がるリスクがあります。研究では、オメガ3の摂取は、相対的に前立腺がんのリスクを高めると結論づけています。
オメガ3は血管をつるつるにして動脈硬化を防ぐ!
オメガ3を摂取するとなぜ血管がつるつるになるのか?動脈硬化を防げるのかについて説明します。
オメガ3とオメガ9の違いをまだ知らないの?
オメガ3とオメガ9の違いについてわかりやすくまとめてみました。
オメガ6とオメガ3の関連性※オメガ6の過剰摂取は危険!
オメガ6は人間にとって必要不可欠な必須脂肪酸なので、全く摂取しなくていいわけではありません。最も大切なことは、オメガ6とオメガ3の摂取バランスなのです。
オメガ3が記憶力、集中力、IQを高める!その秘密はDHAにあり!
オメガ3の何が記憶力、集中力、IQを高めてくれるのでしょうか?その秘密は、オメガ3に含まれるDHAにあるのです。
オメガ3の1日の適正摂取量を正確に把握しておこう!
近年ではオメガ3不足が大きな問題になってきています。摂りづらい油なのです。オメガ3の1日の適正摂取量を正確に知り生活に役立てましょう。
オメガ3が眼精疲労を回復することが大規模調査で判明!
大規模調査では、オメガ3を多く含む魚を好んで食べる人たちは、目の潤い値が高いという結果が出ました。つまり、眼精疲労になりにくい傾向があるというのです。
オメガ3系『えごま油』が認知症を予防する?脳細胞がさびるのを防ぐ!
脳の神経細胞は、人間が生きているだけでも一日に数万という数が死滅しています。そんな中、認知症の予防効果が絶大と今注目されているのがえごま油です。
食べると10年長生きできる!オメガ3系『えごま油』の驚くべき効能
えごま油にはどのような効能・効果があるのでしょうか?また、質の高い油として有名な亜麻仁油との味・成分の違いについても比較してみました。
脂肪肝の予防と改善に効果的なオメガ3!その理由とは?
脂肪肝は、肝炎や肝硬変になる手前の状態といえます。脂肪肝の予防や改善には、必須脂肪酸のオメガ3が有効です。
すぐわかる!オメガ3とオメガ6の違いや効果・比率・摂取量
オメガ3とオメガ6の違いや効果・注意点について解説します!健康的な食生活を過ごすためにも是非チェックしていただければ幸いです。
注目!オメガ3の心筋梗塞・脳梗塞予防改善効果
最近注目を浴びているオメガ3脂肪酸の心筋梗塞、脳梗塞予防改善効果について解説します。
認知症予防にオメガ3は、もう常識?おすすめ食品をご紹介!
オメガ3には、認知症を予防する効果があるとされます。なぜ、オメガ3が認知症に役立つのかその仕組みを解説します。
オメガ3で高血圧を改善!豊富に含む食材や予防に適した食事レシピ
オメガ3は高血圧にも効果的とされています。高血圧に効果的なオメガ3脂肪酸を使った食事レシピやおすすめの摂取方法についてご紹介させていただきます。
※注目!中性脂肪を下げるにはオメガ3がおすすめのワケ
オメガ3が中性脂肪を減らす仕組みや、オメガ6、オメガ9との違い、オメガ3が多く含まれている食材について解説します。
オメガ3系『亜麻仁油』の健康効果が凄い!調理上の注意点&レシピも
オメガ3脂肪酸であるアマニ油の健康効果や調理上の注意点、アマニ油を使用したレシピをご紹介します。
オメガ3が脳細胞に良いワケ〜ボケたくない!頭良くなりたい!
オメガ3脂肪酸の健康効果、美容効果などオメガ3脂肪酸に関する最新情報をお届けします。
オメガ3の美肌効果にセレブも卒倒!良い事だらけのオメガ3とは?
オメガ3脂肪酸は美肌の維持など、美容面においても心強い味方となってくれます。オメガ3がもたらす美肌効果の仕組みについてご紹介します。
オメガ3脂肪酸『EPA』が動脈硬化の予防・改善に役立つ理由とは?
EPAは中性脂肪やコレステロールの増加を抑制して、血液をサラサラにする、血管を丈夫にする性質などを持っていることから、動脈硬化の予防・改善にも役立つ栄養素として知られています。
オメガ3脂肪酸がうつ病の予防・改善に効果的って本当?
うつ病を未然に防ぐには食生活の改善が重要なキーポイントとなります。うつ病に効果的な食材・成分の中でも抜群に効果が高いのがオメガ3脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸でニキビ肌を改善!具体的な効果や使い方・注意点は?
オメガ3脂肪酸は、ニキビ肌の予防・改善にも効果があることからTVや雑誌等の様々なメディアにて注目を浴びています。具体的な使い方・注意点について解説します。
内臓脂肪は血管を老けさせる!EPA・DHAで早急な対策を!
内臓脂肪が増えて、おなかポッコリだね、と笑っているうちにも、血管と体の老化が進んでいくのです。早急にEPA・DHAで対策を取る必要があります。
オメガ3で内臓脂肪を減らして楽々ダイエット!
オメガ3を摂ることで、内臓脂肪を減らすことができるということをご存知ですか。摂るだけで内臓脂肪が減少するオメガ3なら、壮年期のダイエットにも最適です。
オメガ3が血液をサラサラにする?!【血管事故を予防しよう】
EPA/DHAや亜麻仁油やエゴマ油などのオメガ3を積極的に摂り血液をサラサラにして心筋梗塞や脳梗塞などの血管事故を予防するようにしましょう。
オメガ3脂肪酸チアシードの効果や食べ方・副作用の危険性【重要】
海外セレブに話題のチアシードの効能・効果を始め、具体的な使い方や副作用などの注意点について解説させていただきます。
オメガ3が花粉症に効く?!花粉症対策の食べ物でイチオシ!
オメガ3と花粉症の意外な関係性についてご存知でしたか?オメガ3を効率よく摂取していけば、花粉症の症状そのものが緩和されるというのです。
オメガ3脂肪酸くるみの効果!ダイエット・血圧・コレステロール
オメガ3脂肪酸くるみには、ダイエット、血圧、コレステロール、脳、腎臓など様々な効果が期待できます。摂取量、食べ方についても言及します。
まさか?オメガ3でアトピーが完治する?!真相を徹底究明!
オメガ3が、アトピー性皮膚炎の改善・治療にも効果があると期待されています。
同じオメガ3系魚油のDHAとEPAの違いを知っていますか?
同じオメガ3脂肪酸の魚油DHAとEPAの違いを知っていますか?ここではDHAとEPAの違いを明確にいたします。
オメガ3系脂肪酸『DHA・EPA』で血液サラサラに!
血液が血管をスムーズに流れている状態を「血液サラサラ」 と言い、それにはオメガ3系脂肪酸であるDHA・EPAの働きが深く関わっています。
オメガ3でウエストが細くなるってマジ?徹底追求します!
オメガ3には様々な効果があるのですが、ウエストが細くなると言うのは本当なのでしょうか?
オメガ3脂肪酸のダイエット効果!口コミ、摂取量、オススメ食材
オメガ3脂肪酸は健康への効果だけではなく、なんとダイエットにも効果も期待できると言うのです。

このページの先頭へ戻る